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【完全解説】HELLO WORLDのストーリーを時系列で分かりやすく説明

映画『HELLO WORLD』のストーリーを時系列順で分かりやすく解説します。

映画『HELLO WORLD』個人的にめちゃくちゃ面白かったです。面白かったですが、話を完全に理解するのは難しいですよね。

理解が難しくなるのは、①映画の見せ方として時系列を混ぜ混ぜで見せるから、②情報不足だから です。

小説からの情報も踏まえて情報不足を補いながらストーリー説明をしていきます。

 

ストーリーを整理しましょう

まずは復習がてらストーリーを整理しましょう

・2037年のナオミは脳死状態の瑠璃を救うため、アルタラの記録の2027年にダイブする

・2027年の瑠璃の精神を2037年の脳死状態の瑠璃の器に入れる

・2027年の世界から瑠璃は消え、2027年の直実は2037年の世界へ

・2027年の直実のため2037年のナオミは消える(グッドデザインにより)

・2027年に戻ったはずの直実瑠璃は新世界へ到達

・2037年ナオミは現実の2047年で目覚める(瑠璃が脳死状態の直実を救った)

かぷ
かぷ
最後に、ナオミが病室で目を覚ましたシーンが現実で、それが2047年であることは小説から分かります。

時系列で起こったことを見ていきましょう

映画では2047年の現実の瑠璃が脳死状態の直実を救うために行動し、直実を救うまでのシーンを見せています。2047年が現実で、2027年、2037年はただのアルタラ内の記録です。まずは現実の2027年~2047年の20年間で何が起こったかを見ていきましょう。

かぷ
かぷ
直実は混同しないよう、2027年=直実、2037年=ナオミ、2047年=Naomiと表記します。

2027年

・直実と瑠璃が恋人関係になる

・夏祭りで瑠璃が雷に撃たれ脳死状態になる

2037年

・ナオミは瑠璃を救うため、アルタラ内の2027年にダイブ

(ダイブは何回も失敗し、直実は半身不随に)

・ダイブ後ナオミは、2027年の直実と瑠璃を恋人関係にした

・2027年の瑠璃の精神を使って2037年の瑠璃を救った

・この時2027年の瑠璃、直実は狐面(自動修復プログラム)によって消えさったのでしょう

・瑠璃を救ったナオミだが、度重なるダイブ失敗で体に負荷をかけすぎたせいで、脳死状態に。(これは推測です。ですが実際に2047年のNaomiは脳死状態なので、何かしらによって脳死状態になったのは確かで、ダイブ失敗により半身不随だったことを考えると、これが原因で脳死になったと考えるのが自然でしょう)

【考察】

ここ2037年について、グッドデザインは2047年の瑠璃が送ったカラスなので、この時グッドデザインはありません。そのためナオミはブラックホールで落雷事故は防げません。

ですがナオミのダイブの目的は、直実と瑠璃を恋人関係にし、そのときの瑠璃の精神を2037年に移すこと。つまり落雷事故の前でも恋人関係にさえなっていればOKなのです。

映画では直実はグッドデザインを使って本を再生させ古本市を行いました。ですが現実の2027年では古本市は行われていません。ナオミは「古本市をできなかった瑠璃を慰めたことで二人の距離は縮まった」と言っています。よって現実の2027年では落雷事故の前に瑠璃は直実に恋をしていたのです。映画では夏祭りの落雷事故を防いだタイミングで留美は直実に恋をしました。よって現実で、2037年のナオミが2027年にダイブし、2037年の脳死状態の瑠璃を救ったときは最強ノート通りに直実を誘導し、落雷事故前に瑠璃の精神を同調させた(瑠璃を恋に落とした)のでしょう。

2047年

・瑠璃が脳死状態のNaomiを救うため、3本足のカラスをアルタラ内の2037年に送る

・ナオミがやったのと同じ方法でNaomiを救う

ここで瑠璃が凄いのは、2037年のナオミは消し去ってしまった2027年の直実と瑠璃も救ったことですね

かぷ
かぷ
2047年からは映画で見た内容です。
まだ疑問点は多くあると思いますので以下にまとめます。

脳死状態の人間を救う方法

脳死状態は、器(体)精神(こころ)が入っていない状態。

本映画中の設定としては、「過去の精神を現在の器に入れること」で脳死状態が治ります。

例えば、2037年の脳死状態の瑠璃に2027年の瑠璃を入れれば脳死状態が治るというわけです。しかしこれを実行すれば2027年の世界から瑠璃は消えます。

しかし、もう一つ難しいことがありまして、それは入れる過去の精神が現在の精神に同調していなければいけないこと。つまり2037年のナオミが瑠璃を救ったときは、瑠璃はナオミに恋をした後、脳死状態になったので、2027年の瑠璃も直実に恋をしている必要があります。

2047年のNaomiを救った際 どう精神同調させた?

2037年のナオミは優しさを失っていました

大切な人のためではありますが、2027年の直実と接触した後、直実から瑠璃を奪ったのですから。

最後狐面に追われ絶体絶命だったシーンで、直実に「自分を消してくれ」と言ったナオミは、2人のために自分が犠牲になるという行動で、優しさを取り戻しました

このタイミングで精神が同調し、2047年で目覚めたのです。

ここからは推測ですが、2037年現実でのナオミも瑠璃を救ったことで優しさを失ってはいたと思うのですが、そこから脳死状態になる前には何かしらで優しさを取り戻していたのでしょう。

 脳死状態から復活後の中身はだれ?

例えば、2037年の瑠璃は脳死状態から復活しました。

この瑠璃に関して、もし中身が2037年のそのままの瑠璃であれば、古本市をやらずにナオミに慰めされ、落雷に撃たれた瑠璃

もし中身が2027年の瑠璃であれば、古本市をやり、落雷に撃たれなかった瑠璃です。

推測ではありますが答えは、2027年の移した精神の瑠璃だと思います。

そう考える理由は、まず脳死により、現実の瑠璃の精神は死んでしまったこと。さらに病室で目覚めた瑠璃はナオミを見て「あなたは堅書さんじゃない」と言ったことです。

 3本足のカラスについて

2047年の現在の瑠璃が飛ばした「3本足のカラス」について、簡単に説明しておきます。

3本足のカラスはちゃんと実在する神様でして、八咫烏(やたがらす)という神様です。導きの神として知られています。

確かに、映画中でも2027年の直実、2037年のナオミを導いていますね!

絶妙に上手く作りだした平和な世界

HELLO WORLDでは、物語の最後には絶妙に平和な世界が作り出されているんです!一言で言いますと、登場人物が誰一人悲しまない世界を作り出しています。順を追って丁寧に説明していきます。 

人物の世界間移動を追っていきましょう

ストーリー中の人物の世界間の移動を追っていきましょう。

図を用いて説明をします。

A2027年(映画本編でメインで描かれた直実と瑠璃のいる世界=2047年現実のアルタラ内Bのアルタラ内のデータの世界)、B2037年(10年後のナオミのいる世界=2047年現実のアルタラ内のデータの世界)、C2047年(映画ラストでナオミが病室で目覚めた現実の世界)、Xを新世界(2027年の直実と瑠璃がたどり着いたもう一つの現実)とします。

矢印①2037年のナオミが2027年の世界へダイブ
矢印②2037年のナオミと2027年の直実&瑠璃が2037年の世界へ
矢印③2037年のナオミが2047年の現実へ
矢印④2027年の直実&瑠璃がもう一つの現実(新世界)

かぷ
かぷ
以上がHELLO WORLDストーリー中の登場人物の世界間の移動です

移動後と移動前の人物配置

以上にまとめた人物の移動を、移動前と【移動後】でそれぞれまとめると以下のようになります。


ここで凄いのが、普通はCNaomiを生き返らせるためにはBのナオミを奪わなければいけないので、そうなるとBのルリが悲しみます。BのナオミがAの瑠璃を奪った際は、Aの直実が悲しみましたよね。

ですが、Bのルリは脳死ですので、上手い事、悲しむルリがいない世界を作り出しているのです。凄いですよね。

まあ、今の話は2047年(現実)の話で、2037年が現実だった時にナオミが2027年の瑠璃を奪って2037年のルリを生き返らせた際は2027年のナオミが悲しんだはずですが、さすがにそこまでは救えなかったということですね。というか、映画自体2047年の話をしていますので、2037年の過去に起きた事はどうしようもないですね^^;

 

以上、映画HELLO WORLDの解説でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。